TAB譜を使うと上手くなる?
タブ譜とは5線譜を使わずに、ギターのネックをイメージして弾けるように、ネックのどこを何指で押さえれば良いかを視覚的に分かり易く書いた図です。
TAB譜の見方
下の図がTAB譜です。線が横に6本あります。これが1弦(細い方)~6弦(太い方)だと思って下さい。
1弦は解放(0フレット)で音を鳴らし、2弦は1フレットを押さえる、3弦は解放、4弦は2フレットを押さえる、5弦は3フレットを押さえる、6弦は弾かない。
下のTAB譜は和音とTAB譜が書いてあります。和音は低い方から、ド・ミ・ソ・ド・ミとなっています。その下にあるTAB譜は、6弦は弾かないので、5弦から音を拾うと、ド・ミ・ソ・ド・ミとなります。
ギターを弾いた事がない人には、TAB譜は非常に役に立ちます。とっても時間が掛りますが・・。
TAB譜のいろいろな標記とテクニック
ギター独特の弾き方やワザがあります。そういった物にも対応されています。少し弾けるようになったら、勉強してみましょう。
◆ハンマリング・オン
ピッキングしないで指で弦を叩いて音を出す
◆ハンマリング・オフ
ハンマリング・オンと同じ感じですが、指を弦から放した時の音です。
◆トリル
ハンマリング・オン・オフを早く繰り返した音(ロックでは多く使われていますね)
◆ハーモニックス
倍音を出すワザです。強く弾いた弦にそっと触る事で倍音がでます。ピッキング・ハーモニックス、これはカッコいいですよ。
◆グリサンド&スライド
弦をはじき音を出したまま、目標の音まで指を滑らせて止める方法です。基本は1回ピッキングしたら2音目までの音になります。
◆チョーキング
弦をはじいて音を出したら、押さえてるフレットはそのままで、弦を指で押し上げて音程を上げるワザです。ロックでは多用されているワザですので、是非マスターしてください。
◆ミュート(ブラッシング)
弦を指で軽く押さえてピックで弾きますが、音にはしない手法です。ガシッというブラシでこすった感じの音をさせます。
TAB譜に頼らない
TAB譜の乗っている楽譜を購入して練習する事もあると思いますが、決してオススメはしません。何故かと言うと、TAB譜がないと弾けない事になります。
『これは良い』『カッコいい』と思ったのは耳からです。耳から入った音ですので、何回も聞いてみて下さい。どうやってその音を出しているかが分かります。
音感やイメージを鍛える事で、コピーしないでも似せて弾けるようになります。それを弾きこんで行くと、自分のスタイルを作る事ができます。そうなると自分の音が完成して行きます。
『耳コピ』は面倒ですし、難しいのですが、TAB譜に頼らなくても、できるように訓練しましょう。弾きたい曲のTAB譜がなかったら、その曲ができないなんて、そんなのカッコ悪いですね。
TAB譜不要のコツが分かるマニュアル
『耳コピ』なんて簡単そうですが、具体的にギターで弾くには非常に難しいです。動画などを使っていろいろなコツや短期間で上手くなる秘密を公開しているマニュアルがあります。
TAB譜に記されてされている通りに弾いて行く事が正しいのではなく、アルペジオで弾く、5弦だけ最初に音を出し他の音を遅らせて弾く、低い音だけを弾く等々、その曲の感じとかヴォーカルの歌い方など、いろいろなアレンジが必要だと思います。
頭だけで理解して弾く事だけは止めましょう。音楽はやはり感覚で『カッコいい、なんとなくイヤダ』で自分なりに判断しましょう。聞いている人も、同じ感じで聞いています。